日本語でエースサイドカウントについて言及するページはいくつかありますが、手法を詳細に書いてくれてるところは僕が探す限りありませんでした。
意外と具体的な手法解説サイト・ブログ・動画がないもんだなと思ったので記事にしました。お陰で僕自身が勉強する時にえらく困ったもので…。いつかどなたかの役に立つことと思い残しておきます。
ブラックジャックのカードカウンティングシステムは2種類
- エースレコンド
- ニュートラルエース
に分類されます。
エースレコンド
レコンド(Reckoned)は「考慮する」「数に入れる」といった意味があります。
エースレコンドのカードカウンティングシステムのエースのタグには「0以外」が付いてます。ハイロー(Hi-Lo)はまさにこのエースレコンドにあたります。
エースレコンドは、Blackjackを追跡するもの。一般的にはコチラの方が賭けのサイズを決めるのに向いています。
ニュートラルエース
ニュートラル(Neutral)は「中立の」「えこひいきのない」といった意味があります。車を運転する人には馴染みのある言葉ですね。
ニュートラルエースは「エースのタグ=0」のカードカウンティングシステムのことを言います。単体では弱いものの、エースサイドカウント(以下、ASC)と組み合わせることで真価を発揮します。
Blackjackのキーとなるエースの出現が高まるのでベットアップに期待が持てます。またプレイ指標に取り入れたり、インシュランスベットの計算にも使われます。
Ace Side Countによるベット調整の具体的なやり方
ベット調整で活きてくるのはニュートラルエースのシステムだけです。
出現したエースの数を、使用中のカードカウンティングシステムの「T」のタグの絶対値で乗算します。
デック比に対して多ければポジティブ、足りなければネガティブ、どちらでもなければ0として値をランニングカウント(Running Count)に加算。
その後、ベットサイジング用としてトゥルーカウント(True Count)を再計算します。
一つずつ見ていきましょう。
サブカウントを計算して比率を求める
使用中のカードカウンティングシステム(ここではHi-Opt I)がメインカウントだとするなら、ASC用の独立したサブカウントを導入します。
Hi-Opt IのAと2のタグは共に「0」ですが、Hi-Loと比較してみるとA=-1と2=+1が足りないだけのシステムであることが分かります。
そこで2が多く出たらエースの密度が高まっているとなり、ベットサイズをあげる指標になる訳です。
プレイングはHi-Opt Iで、ベッティングはHi-Loとなります。
システム | 賭け相関 | プレイ効率 |
Hi-Opt I | 88% | 61% |
Hi-Lo | 97% | 51% |
このAと2を追跡するだけでベット相関が9%も改善することになるので、Hi-Loに慣れ親しんだ方が最初に手を出す高レベルのシステムとして界隈では有名です。
あくまでもエースを追跡して、もう一つT以外の単一あるいは複数の数字にタグづけして追跡することです。
極端な話が、サブカウントはレベル2のカウントであってもいいわけです。
Aを-2、2と8を+1として計算することでもより正確なスコアが求められるようになります。付加する数字が多ければ多いだけ正確性が増します。
ただ並列計算が頭の中で問題なくこなせる人はそういないので、おススメしにくい手法ではあります。
これはランドカジノで実際に計算すると大変な労力です。暗算が得意ではないという人は訓練するか、エースレコンドを使いましょう。
サイドカウントは手足やチップを使って数える
あらかじめ目印となるものを決めておいて、エースが現れるたびに指を折ったりチップの枚数を変えたりします。
脚の組み方から舌の位置、腕に置く手の位置まで。
ですが、実はもっといい方法があります。
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