インシュランス基本解説
ディール直後のアップカードがエースだった時に、ディーラーがBlackjackであるかどうかを賭けることができます。メイン(オリジナル)ベットの1/2がベット額となります。
Blackjackならメインベットは没収され、インシュランスベットに対して2:1配当が支払われます。Blackjackでなければ、インシュランスベットのみが没収されてゲームを続行します。
確かに外した場合でもメインベットで勝つことができれば、差し引き1:2配当が得られます。引き分けた場合、インシュランスベットだけが没収されます。
しかしこれは、Blackjackが出たとしても利益率を下げる行為でしかないので原則的には賭けてはならないというのが通説です。
テンサイドカウント(Ten Side Count)具体的なやり方
主流のアンバランス型
後述のバランス型が複雑で、カウント難度が高かった為に考案された簡易式のテンサイドカウント(以下、TSC)です。
ランニングカウント(Running Count)が使用されるデック数の4倍以上になるとインシュランスベットを実行します。
数字 | タグ |
2 | 1 |
3 | 1 |
4 | 1 |
5 | 1 |
6 | 1 |
7 | 1 |
8 | 1 |
9 | 1 |
T | -2 |
A | 1 |
完璧なバランス型
完璧な精度のバランス型です。
こちらはランニングカウントが使用されるデック数の4倍より高いランニングカウント(以下、RC)でインシュランスベットを実行します。
数字 | タグ |
2 | 4 |
3 | 4 |
4 | 4 |
5 | 4 |
6 | 4 |
7 | 4 |
8 | 4 |
9 | 4 |
T | -9 |
A | 4 |
テンサイドカウントの特徴
TSCはインシュランスの目的で作られたベットです。
例えプレイングで使用するカードカウンティングシステムのRCがネガティブであっても、実行する判定になることがあります。
デック全体のTの割合を出しているので、数学的にどんなシステムよりも優れています。
確率1/2の壁
TSCの相関は100%です。これは裏を返せば1/2以上で当たるかどうかという話になります。
カジノゲームで1:1配当の賭けを思い出してみて下さい。確実に当たるものではないのは明白です。
にも係わらず、賭けるように指示されているのはベット額によるところが大きいです。
TSCが有効になるということは、Tが4枚に1枚は出現することを示唆します。カードカウンターなら必然的にビッグベットをしている可能性は高くなります。
長期的にみて、ペイアウトテーブルがBlackjack3:2なら配当が5:4を落としどころとしているのがこのカードカウンティングシステムの特徴です。
ビッグベットラウンドで資金を節約することが出来るので、これが出来る環境があるなら是非挑戦してみてください。
乞うご期待!